為替相場予報\

2010年9月10日

ヨーロッパが世界経済のブラックホールに?!

本日でひまわり証券情報チームの「為替相場予想」は最後となります。これまで読んでくださった皆様、本当にありがとうございました。

最後の為替相場予報では、ずばり今後のユーロ相場を予想してみたいと思います!

ユーロは今後さらに下落すると考えています。先日ウォール・ストリート・ジャーナル紙が暴露した「欧州ストレステストのインチキ問題」をきっかけに、欧州の銀行の健全性への懸念が高まっています。「欧州ストレステストが行われる」と報じられたことをきっかけに、ラリーを開始していたユーロでしたが、不安が再燃したことで、再度下押し圧力が強まっています。

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実際に心配なのは、欧州の銀行が資金融通を縮小しており、ECBからの緊急支援に頼りきっていることです。またIMF(国際通貨基金)によれば、今回の危機による欧州の銀行の損失額は今年の末までに1兆3000億ドルに上るといわれており、これは米国の予想損失額より3割以上も多いとか!
ドイツでは以前、自社の株主資本の11倍近くに上る不良債権を抱えていたザクセン・ランデスバンクが破綻しましたが、それ以外の銀行は政府を味方に営業を続けています。
ドイツ銀行のエコノミスト:モーク氏は「欧州が世界経済のブラックホールに変身するかもしれない」との警告を発しています。
う〜ん・・・。第2のサブプライム危機となるかもしれません。


またこの銀行の問題に加えて、現在フランスで起こっているストライキの背景にある「国家財政問題」も懸念事項です。
サルコジ大統領の「年金受給開始年齢を60歳から62歳へと引き上げる」との提案がストライキのきっかけとなりました。欧州各国はどこも財政緊縮が迫られており、巨額の財政不均衡是正のためには、年金や医療保険の支出問題を片付けなければなりません。しかしその度に国民の生活レベルも引き下げられることとなっては大変!ということで今後もストライキが多発しそうです。

市場を動かす原動力となるのは「不安」や「恐怖」といった曖昧で筋の通らない人間の感情です。
ユーロはこういった不安を受け、6月につけた安値1.1875を目指し、再び1.2割れを実現してくるのでは?と見ています。


今後のユーロの動向やいかに?! 動向を注視したいと思います!(野田財務相風)

為替相場予報\
ひまわり証券情報チームの3名がその日の為替相場について連載
  • 月曜日担当:八代和也
    市場・情報分析に従事。メルマガでも圧倒的な部数を誇る人気コンテンツ「日替わりFX View」を担当。その丁寧でわかり易い説明から初心者だけでなく、幅広い層からの支持を集める。特に英国の経済・金融に精通しており、その分析には定評がある。
  • 水曜日担当:中島美里
    ひまわり証券入社後、情報チームにて情報収集・分析を担当。情報チーム一番の若手としてフレッシュな視点で市場を分析。主要国だけではなくジンバブエなどのマイナー国にも興味津々。経済、金融市場に何が起きているのかをわかり易く解説。
  • 金曜日担当:大川輝
    テクニカル分析を得意とする。HP上に日経225先物レポート「225イブニングToday」を執筆し、為替・証券と幅広くテクニカル分析を行っている。それに加え世界経済、特にノルウェー、スウェーデンのような情報量の少ない国について造詣が深い。

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