トレイダーズ証券 FXチームによる FX マーケットウォッチ

モーニングレポート〜昨夜の海外市場から〜 (2011/3/ 9 水)

8日海外為替市場の動き
〜かんたんサマリー〜

ドル買い戻し優勢に。スイスフランは、原油価格の上昇に一服感が出たことから、資金の逃避先のとしてのニーズが後退。対ドルで大きく下落した。そのほかでは、ギリシャ国債の10年債利回りが、ユーロ導入以来の高水準となる12.848%まで上昇したことを受けて、ユーロ周縁国のソブリンリスクへの懸念が強まったことから、ユーロも対ドルで軟調となった。

〜流れをくわしく〜
ロンドンタイム午前はユーロ売り優勢。中東での原油増産報道を受けて売りが強まっていた原油相場の流れに沿うかたちでユーロも下落基調に。その後、原油相場が戻りを試したことから下げ渋る場面こそみられたものの、戻りも限定的。リスク回避の巻き戻し的な動きから上昇していたユーロスイスフラン(CHF)が下落に転じたことも重しとなり、ユーロは対ドル・対円で下げ幅を広げた。途中、原油相場の反発や1.3920ドルに控えていた買いオーダーに下値を支えられる場面も見られたが戻りも限定的で、1.3912ドルまで下落した。底堅さを示していたユーロ円についてもユーロドルの下落が重しとなり、114.76円まで売られた。その後は戻りを試し115円の大台を回復させたものの鈍かった。そのほかのドルストレートではポンドドルは1.6165ドルまで下落。ドルCHFについては、リスク回避の巻き戻しから0.9355CHFまでドル買い・CHF売りが進んだ後は0.92CHF前半まで押し戻された。クロス円は堅調地合いに。ポンド円は133.30円台まで下押した後は133.63円へ上昇し本日高値を更新。資源国通貨では、加ドル円は85.02円、NZドル円は61.21円へ上昇。豪ドル円についても底堅い展開となるなど、原油相場の持ち直しを支えに堅調に推移した。ドル円については82.60円まで上昇し本日高値をわずかに更新。ドルインデックスが上昇基調を続けていたことも後押しとなったもよう。もっとも、上下40p程度と相変わらず狭いレンジ内での推移にとどまった。ロンドンフィックスにかけてはドル買いが先行。ドル円は、同レポートを受けて米長期金利が上昇したことも後押しとなり、上方向を試すと、一時82.86円まで上昇幅を拡大した。ただ、82.90円までに並んでいる売りオーダーに上値を抑えられたほか、米3月IBD/TIPP景気楽観度指数は43.0となり、市場予想の51.6より弱い結果となったことを受けて、ドル買いの流れは一服。ドル円は82.70円付近へ押し戻された。一方で、ドルストレートは「いって来い」。ドル買いが強まった場面で、ユーロドルは1.3862ドル、ポンドドルは1.6125ドル、豪ドル/ドルは1.0054ドルまでそれぞれ下押しした。ただ、米株が底堅い動きとなるなか、ドル買いの動きが一服すると、ユーロドルは1.39ドル付近、ポンドドルは1.61ドル半ば、豪ドル/ドルは1.01ドル付近まで戻すなど序盤の下落幅をほぼ取り戻した。クロス円はドルストレートにつれる展開に。ユーロ円は114.55円まで下押しした後は、115円付近まで水準を戻した。
ダウ平均株価:12214.38(前日比:+124.35)

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