6月のイベント&経済指標はマットキャピタルマネージメント代表・マット今井の米国住宅関連指標を斬る

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FX取引の現場から、1週間をズバッと見通す! イベント&経済指標

■今月の気になるイベント&経済指標

FXマーケットに詳しい、その世界のプロの方が、今月注目したいイベント&経済指標をピックアップ。FX取引初心者にもわかる視点から、市場へのインパクトに迫ります!?

今井雅人さんが米国住宅関連指標を斬る

旬の経済指標は住宅関連
前FRB議長グリーンスパンも金利政策に生かしていた

かつて、為替相場を動かす経済指標といえば、貿易統計や米ISMの製造業・非製造業景況指数、物価統計などが注目されました。もちろん、これらの統計は、現在もベースとしてチェックしていますが、大事なことは、その時々において旬となる経済指標が存在するということです。

つまり、マーケット関係者が今、何に注目しているのかを把握することが、経済指標を見るうえでのポイントになってきます。その意味で言えば、今は住宅関連指標だといえるでしょう。

住宅を担保に借り入れて、消費に回す米国民
住宅バブルの崩壊は景気を急激に冷す

なぜかといえば、米国の景気がいつ後退するのかに注目が集まっているからです。今の米国民は、住宅を担保にローンを借り入れて(ホーム・エクイティ・ローン)、借りたお金の半分を消費に回していると言われています。したがって、住宅の担保価値が落ちると、借りたお金を返せということになり、消費が落ち込むことになります。景気が後退局面に入れば、FOMCでの利上げも一段落し、いずれは金利低下につながっていきます。

住宅関連指標で注目されるものとしては、6月20日に発表される「住宅着工件数」、同月26日に発表される「新築住宅販売件数」、同じく27日に発表される「中古住宅販売件数」があります。米国の景況感そのものは決して悪くはないのですが、これら住宅関連の数字を見ると、明らかにピークアウトしてきています。その意味で、景気が悪化するという懸念が浮上しているのです。FEDも住宅に問題があることを知っているだけに、今後は住宅関連の経済指標をめぐって、金融政策も含め思惑が浮上することになるでしょう。

ちなみに、マーケット関係者の間では、住宅関連指標は悪い数字が出てくるという見方が大半を占めています。私の友人に、ニューヨークで不動産会社を営んでいる人がいますが、聞くところによると、今や住宅が売れずにかなり厳しい状況にあるとのことです。当然、6月の後半にかけて発表される住宅関連指標の数字が悪いとなれば、米ドルは売られることになります。

米国通貨当局の考えは緩やかなドル安か?
いまや1ドル=100円が適正水準

さらに言えば、貿易統計も注目されます。5月に行なわれたG7で、貿易不均衡が話題になりました。ユーロ経済圏は、域内貿易が全体の6割を占めていますが、アジアはモノを作って輸出し、北米地域は借金してアジアからモノを輸入しています。日本も含め、米国の対アジアにおける貿易不均衡が再び注目されるでしょう。当然、この不均衡を是正させるために、米国が再びドル安政策を推し進めるとの見方もあります。

ただ、ドル安には副作用があるのも事実です。米国の株式市場、債券市場にとっては、ドル高が望ましいので、急激なドル安政策を取ると、米国の金融市場がクラッシュしてしまう恐れがあるのです。

それは避けたいとの意向は米国側にもありますから、そう簡単に急激なドル安を招くような政策は取らないと思います。ベストシナリオは、緩やかなドル安。この20年間の為替レートを見ると、1ドル=120円をはさんだ動きが続いていますが、今は1ドル=100円が適正水準であると米国も言い始めています。中期的に見れば、緩やかながらもドル安が続き、いずれ1ドル=100円で安定させたいというのが、米国通貨当局の考えだと思います。
(インタビュー・2006年5月23日)

今井さん注目!
2006年6月の経済指標カレンダー

発表日 発表時間 指標・イベント
6月20日(火) 21:30 米・住宅着工件数(5月)
6月20日(火) 21:30 米・建設許可件数(5月)
6月26日(月) 23:00 米・新築住宅販売件数(5月)
6月27日(火) 23:00 米・中古住宅販売件数(5月)

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