8月のイベント&経済指標は野村雅道さんがFOMCを斬る

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FX取引の現場から、1週間をズバッと見通す! イベント&経済指標

■今月の気になるイベント&経済指標

FXマーケットに詳しい、その世界のプロの方が、今月注目したいイベント&経済指標をピックアップ。FX取引初心者にもわかる視点から、市場へのインパクトに迫ります!?

FSIG・野村雅道さんがFOMC(連邦公開市場委員会)を斬る 野村雅道のID為替研究所

米国、ユーロの金利動向、8月後半の住宅関連指標に注目

8月は前半に、為替相場に大きな影響を及ぼす大きなイベントが2つあります。

ひとつは3日に開催されるECB(欧州中央銀行)の理事会、もうひとつは8日に開催される米国のFOMC(連邦公開市場委員会)です。

なぜ、この2つのイベントに注目するのかというと、今後の金利動向を占ううえで、重要な意味を持つと思われるからです。米国は、今回の利上げ局面において、すでに17回の利上げを実施しました。それも、米国にしては珍しく、0.25%ずつという細かい利上げを継続したのです。でも、それもそろそろ最終局面に入ったと見るのが妥当でしょう。

米の利上げ打ち止め、欧州の利上げ継続でドルが売られる

すでに米国では、これ以上の利上げは逆効果であるという見方が浮上してきています。というのも、バーナンキFRB議長が指摘しているように、かねてから懸念されている住宅投資の減速が、現実のものになりつつあるからです。

すでにサンフランシスコ連銀や、カンザスシティ連銀は、これ以上の利上げについて疑問を呈しており、米国の地方連銀の足並みが揃わなくなってきました。おそらく、ここからもう一段の利上げが行なわれたとしても、上はたかが知れているでしょう。つまり、これ以上の利上げはないと考えます。

一方、米国以外の国はどうかというと、まず欧州では、これまでユーロ経済圏の金利水準が非常に低いところに留め置かれたこともあり、ここからは利上げ基調に入るものと思われます。また日本でも、ゼロ金利政策が解除され、ここからは時間がかかったとしても、やはり金利水準は上昇傾向をたどると考えるのが妥当です。

そうなれば、これまでドル買い要因のひとつだった金利差が、徐々に縮小していきます。したがって、外為市場ではドル売り・ユーロ買い、ドル売り・円買いが進む可能性が高まってきています。米国の金利動向を占ううえでも、特に住宅関連指標には注目しておいた方が良いでしょう。

8月はドルが下がりやすい月。過去8年連続、月間ベースでドル安に

また、これはあくまでも過去の経験則ではありますが、8月は一般的に見てドル安になりやすい月でもあります。このところの動きを見ていると、月間ベースで過去8年間、連続でドル安になりました。

これは、ドルが売られやすいというよりも、円が買われやすいと考える方が良さそうです。

第一の理由は、外債の利払いが行なわれること。米ドル債の利払いが行われ、それを円で受け取るとしたら、そこでドル売り需要が増える。利払いの額なんて大したことはないと思っている人も多いかと思いますが、実は今の日本の経常収支を見ると、貿易収支よりも所得収支の黒字額の方が多いくらい。

つまり、それだけ日本が外債を購入しているということです。当然、そこから発生する利払いの額もバカになりません。

そして第二の理由としては、9月に日本企業の決算が集中することから、リパトリエーション(資金回帰)の動きが活発になることも挙げられます。リパトリの動きは、決算月の1ヶ月程度前から起こるため、ちょうど8月は円が買われやすい環境になるのです。 いずれにせよ、8月に入ってからは、ドル売りの傾向が強まると考えられそうです。
(インタビュー・2006年7月28日)

野村さん注目!
2006年8月の経済指標カレンダー

発表日 発表時間 指標・イベント
8月3日(木) 20:45 ECB(欧州中央銀行)金融政策発表
8月8日(火) 27:15 米FOMC政策金利発表
8月16日(水) 21:30 7月米住宅着工件数
7月米建設許可件数
8月23日(水) 23:00 7月米中古住宅販売件数
8月24日(木) 23:00 7月米新築住宅販売件数
8月29日(火) 27:00 米FOMC議事録(8月8日分)
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