週間トレンドを把握し、外国為替証拠金取引を攻略。今週の担当はセントラル短資FXです。

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FX取引の現場から、1週間をズバッと見通す! Weekly為替SCOPE

毎週1回、FX取引会社の為替ウォッチャーの方が、為替見通しをレポートしてくれます。FX取引の現場から“生の声”をお届けします。(毎週金曜日更新)

セントラル短資FX(株)
ソリューション営業部部長
須藤博史さん

プロフィール

欧州系銀行で為替ディーラを歴任後、2005年からセントラル短資FXに在籍。銀行在籍時にはドル円のほか欧州主要通貨を主戦場にトレーディング行う。スイスフランやユーロポンドも得意分野のひとつ。一目均衡表を利用した分析に、定評がある。

目先のドル調整は終了

今週(日本時間6/1未明)に発表されているFOMCの議事録から、6月のFOMCでの金融政策に不透明感が漂いはじめている。5月の利上げで5.0%に乗せた米金利も大方の予想では6月以降しばらくは据え置きとなっていたが、米消費者物価の底堅さなど米経済指標に強気な数字が未だに多いことから、市場筋は6月のFOMCでの利上げ期待感を持ちはじめている。

また今週発表のFOMC議事録でもインフレに対する不透明感から理事の意見も今後の利上げに含みを持たせた表現が多く、ドルは議事録発表後に買い戻しが掛かるステージもあったが基本的には113円台手前での取引に終始しており、ユーロドルの1.30を手前にしての上げ渋りとあいまって5月の相場は全体としてポジション調整のレンジ取引となっている。

4−5月は10円値幅のドル下げ

4月の下げの始点は118.90、5月の下げの終点は108.97となり最近では珍しく10円の値幅を一気に動いたこともあり、ポジション調整のドルの買い戻しが入っている状態が現状である。

5月初旬の市場の期待は6月のFOMCで米金利据え置きであり、これを材料のひとつとしてドル売りを行っていたが、ユーロドルで1.30といった心理的な壁、オプションの防戦売りなどドル買いが勝ったことからドルはポジション調整の買戻しが入りドル円では昨晩(6/1)、一時113円台に乗せる展開となっている。テクニカルには114.00近辺にある前述の値幅の半値戻し程度の戻りは期待できるものの、下げが急だったこともありドルを売り遅れている向きは未だに多く、輸出企業などがドル売りオーダーを下げて来ている状態に戻りが限定的となっているように見える。

そういった見方で見た場合、この113円台乗せでは短期のドルショートがあぶりだされたこともあり、下値を追求する状況は着々と整い始めているように見える。

ドル急落のリスクがなくなったわけではない

本日(6/2)の新聞やレポートなどでは、ドルの急落リスクは「少ない」、あるいは「ない」といった記事をよく見るようになった。

金利差は依然として大きく、この差が短期的に縮小する可能性は少ない。米ファンダメンタルは好転しつつあり、原油などの資源価格の高騰が原産国の経済を潤し、この資金が米国に回っている。原材料価格の高騰以外にはインフレリスクは制御されているなどである。こういった説明は正しいが、ドルの急落リスクはこれらとは別物のリスクであり、相場がファンダメンタルどおりに動くことが証明されれば正しい説となる。

しかし為替相場も相場であり、人の心理を反映して動くことからファンダメンタルを相場に反映するとは限らない。長い目で見た場合、ファンダメンタルが相場について動く状況があり、これが経済の調整弁として働いていることを考えた場合、相場は相場であり、取引をする者の心理面からのアプローチが相場を見るものの一番の近道であるように思え、それがある意味ではテクニカルなのではないか。そういった市場は常に正しく、相場で負けることは自分が間違っていることを認識しなければならない。

6月前半はドル弱含みか?

心理面から相場を見てみると118円台からの急落局面で市場参加者は114円台から115円台にかけてはドルの押し目としてドル買いに入りやすく、また損切りを行い難い。また新たにショートを振るにせよ戻りが無いことから、勇気を持って突っ込んでいった参加者がショートになっている状態である。しかし113円を割れて来るとドルロングで構えている向きは不安を感じドルロングの投げを検討、しかし戻りが鈍く売りそびれる状態となり、結局110円を割れたところで投げる、というのが一般的なパターンではないか。

また113円を下回ったところから新たにドルショートを作る向きが多くなることから、短期的には市場がドルショートに傾きそのショートカバーからドルは買い上げられ113円に乗せた段階で一通りの短期筋の損切りが終わる。このようなパターンだとすると、短期ドルショート筋は振り落とされ、残っているのは戻りを待っているドルロング筋だけとなっているのが今の状況ではないだろうか。

もちろん長期の機関投資家などの買いなど増えればこのシナリオも大分違ってくるが、今回は上記のシナリオに近いとすれば、今後ドルは頭の重い展開を見せる可能性が高くなっているのではないか。

6月FOMCでの利上げを期待する向きも増えていることから据え置きとなった場合、ドルは大きく値を下げる可能性も高くなっており、今後の注意は特に高まっていることを認識したい。6/8のECB利上げ、6/29のFOMCでの利上げ?据え置き?となっていることから6月前半のドルは弱含む展開を予想する。しかし今回のドル売りは長くは続かず、頭の重い展開ながらレンジ取引となるのではないだろうか。しかしFOMC後の相場は夏休み前の一相場となる可能性も高くなっている。

 

■テクニカルでは114円近辺までの戻り期待

 

 

経済・為替そしてそれに付随する情報の提供を目的としてのみ作成されたものであり、取引の勧誘を目的としたものではありません。万一内容に誤りがあった場合、また当内容を用いたために直接あるいは間接的に生じた損失について、解説者及びセントラル短資FXはいかなる責任を負うものではありません。取引に関しての最終決定は必ずお客様自身の判断でなさいますようお願い申し上げます。

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