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年初来高値更新含みの展開だが、
「復活」の岐路に立つオージー(豪ドル)
(7月26日・マネーアンドマネー発)
豪ドル「オージー」が、対円での年初来高値更新含みの展開となってきた。最近の経済指標発表などから、8月利上げ確実との見方となってきたこと、一方で低金利の円で資金調達し、高金利通貨で運用するキャリー取引が再燃していることがおもな背景だ。いよいよオージー復活で一段高へ向かうのか。ただし、気になる高値警戒シグナルもいくつかある。
今年の実績からは、2つの高値警戒シグナルも
オージーの高値警戒シグナルその1は、「買われ過ぎ懸念」。シカゴIMM統計によると、オージー買い持ち(ロング)は、7月18日現在で2.8万枚に拡大した。今年に入ってオージーロングが3万枚程度に達したのは1月31日(2.9万枚)と5月9、16日(2.8−3万枚)の(AM9:00)2回あったが、ともにその前後でオージーはピークアウトしていた。
高値警戒シグナルその2は、「実効相場91の壁」。オージーの総合力を示す実効相場は、2月2日91.1、5月4日91.2といった具合に、今年に入ってから91がほぼ上限となっている。そんなオージー実効相場は、7月24日現在で90.1と、今週に入ってから90を超えているのである。
以上のように、今年に入ってからのオージーは、3万枚以上に買い持ち拡大となることはなく、また実効相場が91を大きく超えることは、少なくともこれまではなかった。そんな今年の実績からすると、オージー買いはすでに限界に近い段階にあるということになる。
8月利上げと円キャリー拡大で、強まるオージー高期待
26日発表された豪州第2四半期消費者物価は前期比1.6%(予想コンセンサス同1%)、前年比4%(同3.4%)となり、これを受けて来週の豪州利上げはほぼ確実との見方になっている。
ただでさえ、最近にかけて低金利の円やスイスフランで資金調達し、それを売って高金利通貨で運用するキャリー取引が再拡大している状況の中で、豪州利上げ観測は、オージー高期待を強めるものとなっている。
オージー復活となるのか、それとも今年に入ってからのオージー買い限界ゾーンで、今度も跳ね返されることとなるのか。一つの分岐点に差し掛かっていることは間違いなさそうだ。(了)
■2006年、オージーの買い持ちは約3万枚がピーク

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