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オージー&キウイじっくりレポート

円キャリーが演出する「キウイ復活」
円安とキウイ高は運命共同体か?

(10月26日・マネーアンドマネー発)

 NZドル「キウイ」は、今年の実効相場下落率がこれまでのところ主要通貨で最大といった「最弱通貨」である。ところが、8月以降は逆に実効相場が主要通貨で最も上昇、「最強通貨」となった。これはキウイ完全復活を示すものなのか。この夏以降のキウイ上昇は、じつは円の下落ときれいな逆相関になっている(下図参照)。これはキウイ高が、いわゆる円キャリーと連動している可能性をうかがわせる。

NZ財務相の警告「キウイには急落リスク」

9月下旬に、キウイが一時急落する場面があった。きっかけはNZ財務相発言だったようだが、クロス円全般に当てはまりそうな内容も含んでいた。

NZ財務相のおもな発言は以下の通り。

「NZ経常赤字はGDPの10%近くにある中で、金利要因だけで上昇しているのに懸念がある」。「NZドルの上昇をけん引していたのはヘッジファンドで、彼らが売れば急落するリスクがある」。「利上げは当面ないというのが共通した考え方」。

いわゆるキウイ高牽制、キウイ安誘導、「トークダウン」と受け止められ、キウイ円も78円から一時は77円割れとなった。

このトークダウンは、昨年暮れから今年の初めにかけて、やはり70円台後半で盛んに繰り返されたもの。これがそもそもその後のキウイ急落のトリガーとなったが、最近になってもキウイ当局の基本的な認識に変化がないことがあらためて確認されたといえそうだ。

ところで、今回の発言の中に、「キウイ高をけん引しているのはヘッジファンド」といった指摘があったが、これは円売り運用、円キャリー取引でのキウイ買いを指していると考えられる。実際、夏からのキウイ高は円安ときれいな逆相関になっている。円売りとキウイ買いが対照的な関係にあることをうかがわせるものだ。

そんな円キャリーは、キウイのほかにもクロス円全般の上昇を支えてきたと見られる。そうであるなら、円が反発に転じれば、キウイ円が最も下落リスクが高く、そしてクロス円全般の反転につながる可能性があるのではないか。

円安と「運命共同体」になっているキウイ高

キウイは、今年半ばにかけて主要通貨で最も下落した、いわゆる「最弱通貨」となっていた。実効相場の下落率は一時10%を大きく超えた。

ところがそんなキウイ、夏以降は一転して「最強通貨」に変身した。8月の実効相場上昇率は6.7%。おもな通貨の中では英ポンドの1.8%などを断然引き離しての段トツ「最強通貨」となったわけだ。

この状況は9月も引き継がれた。ただこれが、8月以降の円安ときれいな逆相関になっており、その意味では円キャリーによって支えられた「キウイ復活」といった危うい構図にあるといえそうだ。(Y)

「最強通貨」キウイは円安とともにやってきた!

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