高金利を満喫できる通貨の豪ドルとNZドルの動きをレポート

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オージー&キウイじっくりレポート

年前半急落を解消したオセアニア通貨だが、
そろそろ下落への転換点か?

(12月27日・マネーアンドマネー発)

 昨年は12月に急落した豪ドル「オージー」、NZドル「キウイ」といったオセアニア通貨だったが、今年はこれまでのところ、夏以降の反発基調を維持している。下表1は、主要通貨の総合力を示す実効相場(BOE算出、1990年の平均を100とした指数)だが、夏前までに下落率が1割を大きく超えて、「最弱通貨」となったキウイですら、ほとんど年末までに今年の下落率をすべて解消しそうな状況となってきた。

円キャリーが命運握るキウイ

ところで、そんなキウイ復活を助けた第一の功労者は、やはり円キャリー取引だったのだろう。下図1は、今年7月以降の実効相場変化率をいくつかの通貨について見たものだ。これを見ると、夏以降のキウイ実効相場高と、円実効相場安がパラレルに推移してきたことが確認できる。7月ゼロ金利解除以降、むしろ円売り運用である円キャリー取引が急増し、それとキウイ高が表裏の関係で展開したことがわかる。

この図を見ると、7月からのキウイ実効相場の上昇率は10%を大きく超えている。これはユーロや、英ポンドなどの実効相場上昇率が2%前後に過ぎないことに比べて目立って大きい。円キャリーで円安が進む中で、欧州通貨もオセアニア通貨も総じて上昇したが、とくにオセアニア通貨、キウイにとってその恩恵は大きかったといえるだろう。

逆にいえば、それだけキウイは円キャリーとの運命共同体のような関係になっている可能性があるということ。円キャリー取引が続き、円安が続く中ではキウイ復活も続くだろうが、逆にいえば円高に反転となった場合はキウイこそ、最も大きな打撃をこうむる危険があることを頭の中に入れておく必要があるだろう。

オージー高は続かないというジンクス

もう一つのオセアニア通貨、オージーは一段高が広がってきた。ただこちらについても、「買われ過ぎ」リスクは慎重に考える必要があるだろう。

ヘッジファンドなどの売買動向を反映しているシカゴIMM統計によると、12月19日現在で、豪ドル買い持ちは8.8万枚で過去最大になった。豪ドル買い持ちの昨年までの最高は5万枚だったことを考えると、最近にかけての買い持ち拡大がいかに記録的なものかがわかるだろう。

今のところ、そんなオージーは、対円で2年連続年足陽線(オージー高)となる見通しで、そしてキウイにいたっては、2001年以来6年連続の陽線(キウイ高)となる見通しで推移している。

陰線でも陽線でも、5年以上続いた例はあまりなさそうだ。その意味では、キウイ高が一服し、下落に転換するタイミングはやはり近いと考えるべきではないか。また、オージーについても、少なくとも1990年以降で見る限り、じつは陽線が2年続いた例は今回が初になる。キウイ高は続きにくいということなら、こちらもいったんの転換点は近いということではないか。(Y)

主要通貨の実効相場変化率

7月以降の実効相場推移

対円での年足推移

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