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オージー&キウイじっくりレポート

4月「円キャリー次第」が続くオセアニア

(4月25日・マネーアンドマネー発)

 豪ドル「オージー」は、4月に入ってから対円で「夢の100円」台を一時示現したものの、その後は24日に発表されたCPI(消費者物価)のネガティブ・サプライズ、予想を大きく下回る結果で5月利上げ予想が急後退して一転急落するなど荒っぽい展開になっている。ただこのレポートで繰り返し指摘してきたように「影の主役」はやはり円キャリーだと思う。

「夢の100円」とCPIショック=オージー円

24日発表された豪第1四半期消費者物価指数が予想を大幅に下回る前年同期比+2.4%となった。また豪準備銀行(RBA)が参照している基調インフレ率も+2.7%と双方ともにインフレターゲットレンジの上限である3.0%を下回る結果となった。

これを受け、コステロ豪財務相はオーストリアの干ばつで物価上昇圧力があるとしながらも、「オーストラリアのインフレは緩やかになっており、全体のCPIは低下するだろう」との見方を示している。

 ある外銀短期金利トレーダーによると、今回のCPI低下を受け、豪金利先物にはショートカバーが殺到。金利水準も10−15bp低下し「短期市場では5月利上げの可能性がゼロになったと判断している」という。また年内についても「カーブ形状はほぼフラット化しており、若干利上げバイアスが残っているもののかなり可能性が低くなってきている」(同)という。

 ただ経済環境が比較的良好ななかでの、インフレ低下・金利据え置きはむしろ豪景気に対して追い風となると見られている。

 いずれにしても、これはオージー反落要因となった。一時対円で「夢の100円」台を記録したオージーは、この「CPIショック」で24日には97円台へ急反落となった。上述のように5月利上げ期待の後退に反応した形となったわけだ。

円キャリーとの「運命共同体」続く

 このように、豪州利上げ見通しでも荒っぽい展開になっているオージーだが、このレポートでこれまでも指摘してきたように、「影の主役」はやはり円キャリー取引ではないか。

 下図は、通貨の総合力を示す実効相場を、4通貨について昨夏からの推移を調べたものだ。それを見ると、NZドル「キウイ」は昨夏から円とのきれいな逆相関関係が続いており、またこの数ヶ月はオージーも円と逆相関になっていることがわかる。

 昨夏からの円の動きは、低金利円を売って運用する円キャリー取引の影響が大きいとされるが、その円の裏返しのような動きが続いているのがキウイ、オージーのオセアニア通貨といえそうだ。その意味では、上述の豪州金融政策とは別に、オージーの行方は円キャリー次第という点も頭から離さずに見るべきだろう。(Y)

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