「最速のキウイ安」が示す不穏 高金利を満喫できる通貨の豪ドルとNZドルの動きをレポート

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オージー&キウイじっくりレポート

8月 「最速のキウイ安」が示す不穏

(8月28日・マネーアンドマネー発)

 為替は8月に入ってから大混乱、とくにオセアニア通貨は、NZドル「キウイ」、豪ドル「オージー」とも、対円で一気に2割もの暴落となった。前回レポートで書いた、「オセアニア通貨急上昇反動リスクの脅威」が現実になったわけだが、中でもキウイの下落は、「史上最速」ペースでの展開となった。

「スピード違反」相場の反動

 私は前回のレポートで、オセアニア通貨の急落リスクを警告した。その最大根拠は、この間のオセアニア通貨上昇があまりに急過ぎ、つまり「スピード違反」であり、その反動が大きくなる可能性があるということだった。

 「スピード違反のオセアニア通貨高」、それは超長期移動平均線からのかい離率で見るとわかりやすい。たとえば5年移動平均線からのかい離率は、6月末の段階で、オージー円が27%、キウイ円に至っては30%に達していた。

 これがいかに凄いものかは、同じ時期の他の通貨ペアと比較すると明らかだ。5年線からの6月末時点でのかい離率は、ポンド円が21%、ユーロ円が20%、そしてユーロドルは11%、ドル円となると7%に過ぎなかった。かい離率が大きければ大きいほど、短期間での動きがいかに急かということになる。このように見ると、オセアニア通貨高は、まったく「スピード違反」だったということだろう。

 それにしても、この「スピード違反」はさすがに限界に近いところまで来ていたのだろう。キウイ円も、オージー円も、これまではかい離率が30%前後まで達すると、間もなく相場は急反転するというのが基本だったのである。

 ちなみに、キウイ円は、5年線からのかい離率が今回のように3割前後に達したのが、これまで3−4回あった。そのうち最も近いのが、2005年11月だったが、翌12月から半年以上でキウイは円に対して20%もの急落となったのである。

キウイ高トレンド転換の可能性

 今回の場合も、まさに5年線からのかい離率が30%に達した直後から、キウイの急落が始まったわけで、その意味ではこれまでの経験則通りの展開だったわけだが、注目されるのはそのスピードだ。反落が始まってから、何とたったの20日程度で、キウイは20%も対円で下落となったのである。

 先に紹介した2005年12月のキウイ安もかなり急なものだったが、この時、完全に20%を超える下落となったのは100営業日を過ぎてからだった。今回の場合は、その5分の1程度の時間で20%のキウイ安を記録したのである。その意味では、「史上最速のキウイ安」ということになる。

 「最速のキウイ安」は、目先的にはオーバーペースも警戒されるものだ。ただし、過去の本格的なキウイ安は、大きな戻りもないまま中期的な下落傾向を続けるといった特徴も見られる。

 そもそも、キウイの対円年足は6年連続の陽線といった具合に、記録的な長期キウイ高となっていた。数ヶ月単位の上がりすぎにくわえ、そういった長期のトレンド転換も重なるなら、キウイ安の行方もかなり注意して見る必要があるのではないか。(Y)

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