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ついにやってくる「米利上げが終わる日」

米国の中央銀行、FRBは、2004年6月から利上げをこれまで17回連続でおこなってきた。しかし、どうやらついにそれを休止する準備に入ったようだ。

米利上げ休止準備のカラクリ

7月18日、FRBのバーナンキ議長は、年2回予定されている重要議会証言をおこなった。これを受けて、金融市場では、バーナンキ議長が利上げ休止を示唆したとの見方が広がった。

FRB議長の利上げ休止示唆――、しかしそれは本質的に重要ということではなかった。なぜなら、バーナンキ議長は、3月に就任して以来、これまでも何度か利上げ休止の可能性に言及していた。

今回最も重要だったこと、別な言い方をすれば、議長就任以降で初めてということが今回あった。それは金利の動き、つまり利上げ休止示唆を受けて、金利が素直に低下したということだった。

バーナンキ議長は、これまでも何度か利上げ休止の可能性に言及したことがあったが、それに対して金利はむしろ上昇した。これは、金融市場が、「新米」のFRB議長を信頼していない証の可能性があるとして、「バーナンキ・プレミアム」と呼ばれた。

中央銀行の最大使命は物価の安定。したがって、FRB議長の一番の評価基準は、インフレへ強い姿勢で臨んでいるか、つまり「インフレ・ファイター」なのかということだった。

バーナンキ議長の利上げ休止示唆で金利が上がったのは、議長のインフレ抑制への取り組みが甘い、つまり「インフレ・ファイター」を疑った可能性を示していた。そういった中で利上げを休止すれば、金利が急騰しかねなかった。つまり、「バーナンキ・プレミアム」がある中で、利上げ休止は事実上不可能だった。

ところが、18日の議長証言後、米金利は低下した。それはまさに「プレミアム」が解消している可能性を示していた。まさに、利上げ休止が可能な状況が実質的に初めて訪れたということである。

前回は「利上げ終了→ドル高」、今回は?

こういった中で、FRBは26日、「ベージュ・ブック」と呼ばれる全米各地地区連銀の景況報告を公表した。一部の専門家たちの間で、その内容は密かな驚きをもって受け止められた。「2000年6月の内容とウリ二つではないか――」。

今回の米利上げは2004年6月から続いているが、その前の利上げ局面は1999年6月−2000年5月に展開した。つまり、2000年6月とは、前回利上げ局面が終了した直後だったわけだが、そこで公表したベージュ・ブックと今回の内容がよく似ているというわけだ。

FRBが、今回利上げ局面で、6月が最後の利上げになる可能性、つまり8月利上げ休止の準備を進めている兆候を示すものとして、一部専門家の間では受け止められたわけだ。

以上のように見てくると、FRBはバーナンキ議長の体制となってから、実質的に初めて利上げ休止を真剣に検討し始めた可能性があるだろう。今後の経済指標の結果次第では、8月8日予定の金融政策を決める会合、FOMCでついに利上げを見送る可能性が出てきた。

では、米利上げ終了となった場合、為替はどう動くか。米利上げ終了ならドル下落と考える人が多そうだが、たとえば前回利上げ終了局面は違った。

前述のように、前回利上げは結果的に2000年5月が最後で、同年6月28日FOMCは利上げを見送った。ところが、それでもドルはむしろ一ヶ月で105→110円、約4%の上昇となった。

今回も同じようになるなら、8月8日利上げ見送りでもドルはさほど下がらず、9月にかけて120円へ向かうということになる。個人的にはそのシナリオにも疑問があるが、ただ少なくとも過去の実績からすると、「米利上げ終了=ドル下落」でなかったことは頭の片隅に入れておく必要があるだろう。(Y)

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