2008年3月 5日
【カナダドル安が進む!?】
4日(火)にカナダ銀行(BOC)は政策金利を昨年12月、今年1月に続き3回連続で引き下げる(利下げ)ことを決定しました。
市場が今回注目していたのは利下げ幅(0.25%か?0.50%か?)と、同時に発表される声明文で追加利下げを示唆するか?でした。結果は0.50%の大幅な利下げを行い(4.00%→3.50%へ)、また声明文では「リスクバランスは概ね中立から下向きに」「リスクは具現化し、いくつかの面では強力になっている」「米経済が予想より減速しているという明確な兆候がある」と指摘、さらに利下げを行う可能性を示唆しました。市場では次回4月22日の会合でもカナダ銀行は利下げを行うとの見方があります。
また、カナダ経済は米国経済と結びつきが強く(輸出の約8割、輸入の6割弱が対米国)、米国経済の動向が重要です。その米国経済が減速感を強めていることを受け、カナダ経済に対しても懸念が強まっています。3日(火)に発表されたカナダのGDP(国内総生産)は予想を下回る弱い数値(予想:-0.1%、結果:-0.7%)となり、カナダ経済の減速の可能性を示しました。
カナダは原油や金の産出国ですので、史上最高値更新を続ける原油や金価格は本来ならカナダドルの支援材料となります。しかし、それにも関わらずカナダドルは売られています(カナダドル安)。もし、原油や金価格が下落し始めたときにはカナダドル安が止まらない可能性があります。
カナダ経済への懸念、金利先安観を背景に今後カナダドルは売られる可能性が高く、カナダドル/円は100円割れも想定しておきたいですね。
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