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3/9 ひまわり証券-政策金利は6.25%に据え置き。キャリートレードで妙味のカナダドル円

ひまわり証券(株)
金融市場部 市場分析チーム
湊川 直人さん

プロフィール

ひまわり証券に入社以来、金融市場部に在籍し、一貫して市場・情報分析に従事。Flash Newsやオセアニア通貨レポート(Tri NationsReport)の執筆など、ホームページ上での人気コンテンツを担当。マクロ経済に対する造詣が深く、中央銀行の金融政策などファンダメンタルズ分析には定評がある。

政策金利は6.25%に据え置き。キャリートレードで妙味のカナダドル円

3月6日、カナダ中銀は政策金利を6.25%で据え置いた。
同時に公表された声明文は、前回1月の会合時に示したそれと大差なく、大きな変更は見られなかった。ただ、相違は以下の2点。
?@前回あった”住宅価格がリスク”との文言が削除。
?A”下方リスクが幾分縮小した”との文言も削除。
中銀は、「景気は来年にかけて好調」との見方を堅持しており、前述の2つの削除は、現状のカナダ経済が上振れも下振れもしないいわゆる中立状態にある可能性を示すものと言える。

カナダドルの動向を占う「原油・商品相場」

中銀が景気・金融政策に対して中立的な見方を示した事で、今後のカナダドルの動向を左右する主要因は、「原油・商品相場」となろう。商品は同国の輸出の約54%を占める。それ故、原油などの商品相場の動向は無視出来ない。また、前述の中銀による楽観的な見通しもカナダドルのサポートになり得るだろう。

楽観的な見通しが今後変化するリスクは何か?
前述の商品相場以外では、同国のインフレ率、及び失業率の動向がそれに当る。現状の同国のインフレ率は中銀のターゲットに沿っており、また失業率においては約30年ぶりの低水準で安定的に推移している。これが中銀に利上げ・利下げ双方の必要性がない事を示唆している。この2つの変動が、中銀の見通し、ひいては今後の金融政策のカギを握る。

カナダドル円は3月安値がサポートラインに

目先、妙味があるのは対ドルではなく、対円だろう。前述の通り、現在のカナダ中銀に政策を変更する理由はなく、また少なくともここまでのデータで判断するならば、中銀は年内に金利を変更する事はないだろう。今後のキャリートレードの再開を考えるならば、米国(5.25%)、日本(0.50%)のどちらが有利か一目瞭然。カナダドル円は97.55(3月安値)をサポートラインとし、上値目途は100.30(2月高値→3月安値の戻し38.2%)となろう。目先は少なくともその100.30を試すだろう。

カナダドル円は、目先100.30円を試す



経済・為替そしてそれに付随する情報の提供を目的としてのみ作成されたものであり、取引の勧誘を目的としたものではありません。万一内容に誤りがあった場合、また当内容を用いたために直接あるいは間接的に生じた損失について、解説者及びひまわり証券はいかなる責任を負うものではありません。取引に関しての最終決定は必ずお客様自身の判断でなさいますようお願い申し上げます。


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